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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第50章
(……欲しい、よ……お兄ちゃんの……で、でも……)
この状態から自分で入れるということは、背中で支えた両手と、匠海を跨いでいる両足を支えに、腰を浮かせて匠海のものを呑み込むということになる。
しかも、その卑猥すぎるヴィヴィの全てを、匠海に視姦されながら。
「ほら、ヴィクトリアの中、入れて?」
「…………っ」
まるで甘えるような声音で、ヴィヴィの心を揺さぶる匠海。
「焦らすな。早く、お前の中に、入りたい」
(…………っ!?)
匠海は自分の長い竿を指で支えると、亀頭の先をくりくりとヴィヴィの蜜口に擦り付ける。
ぷちゅぷちゅという厭らしい音までもが、ヴィヴィを煽ってくる。
(お兄ちゃんが、ヴィヴィの中……入りたがってる……?)
「ぁんっ ……ほ、ホントに?」
「ん?」
「ヴィ、ヴィヴィの中、は、入りたい……?」
「ああ……このちっちゃな口に、今すぐでも捻じ込みたいよ」
そう言った匠海の声は、肌が泡立つほど厭らしいものだった。
「―――っ」
「ほら、俺のこと虐めないで」
(な……っ!? ど、どう考えても、ヴィヴィが虐められてますけど――っ!?)
そう心の中で突っ込んで匠海を睨めば、意外にもその表情が少し切なそうで、ヴィヴィの胸がどくりと大きく戦慄いた。
(お兄ちゃんの……意地悪……でも、そんなとこも、全部、好き……)
ヴィヴィは匠海の太ももを跨いだ先の両足を、恐る恐る爪先立ちにして、少し腰を浮かせる。
そして躊躇しながらも、匠海が支えているものへとゆっくりと腰を寄せていった。
くちゅり。つぷ。
恥ずかしい蜜音をさせ、その入り口に引っ掛かりを覚えながら、匠海の亀頭がヴィヴィの膣口に埋め込まれる。
「あ、大きすぎるよぉ……」
今までは舌や指で存分にほぐされてからの挿入だったのに、今日はまだ何も受け入れずの挿入。
匠海の大きさに苦しそうに喘ぐヴィヴィに、匠海は「しょうがないな」と呟く。
その言葉に解放されるかと思ったヴィヴィだったか、その期待は瞬時に裏切られた。
ヴィヴィの膣口の上にある尖りが、匠海の指によって転がされる。
その途端、自分の膣壁がぎゅうと締り、匠海の形をこれでもかと伝えてくる。
「ふぁっ!? やっ あぁんっ ま、待って……っ あんっ」
「もう待てない」