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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第61章
ヴィヴィはそう言いながらも、どうしても膣に収められた匠海のものに意識が行きがちになる自分を、心の中で叱咤する。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんって、可愛らしく啄ばんでた。一体、どんな夢見てたんだ?」
また耳元でそう囁き始めた匠海に、ヴィヴィは躰を固くして抵抗する。
「お、覚えてない……」
本当に覚えていなかったヴィヴィは、そう言って身を捩り匠海の拘束から逃れようとしたが、逆に腰を大きく突き出されてしまった。
「ひゃうんっ!」
今朝初めての突き上げに、ヴィヴィの膣がきゅうと疼く。
(あ、だめぇっ 気持ちよく、なっちゃう……。だって、お兄ちゃんの、なんだもんっ)
「ほら、もっと気持ちよくなってごらん」
匠海はそう言いながら、後ろからヴィヴィの小さな胸も弄り始めた。
その手つきはヴィヴィの視界にも入り、長くて美しい匠海の指が、ふよふよとその掌の中で胸を揉み込む光景が、恥ずかしい。
「あんっ。今日、滑れなくなっちゃうぅ」
自分のお尻に当たる匠海の腰と、内股にも感じる兄の逞しい陰茎の形に、ヴィヴィが翻弄され始める。
「じゃあ、腰疲れないよう、ゆっくりしてあげるよ」
猛った陰茎の長さを、太さを、逞しさを、ヴィヴィに覚えこますように、匠海はゆっくり、ゆっくりと妹の蜜壺に収めては抜き取る。
「あぁ……長いよ、太くて……凄いのっ」
時間をかけて深くまで銜え込まされると、膣を広げる亀頭の大きさと陰茎の太さが。
焦らす様にゆっくりと抜き取られると、亀頭がいつまでもヴィヴィの粘膜を擦っていき、その長さをまざまざと感じさせられた。
「ほら、ゆっくり、いっぱい味わいなさい」
(お兄ちゃんの、凄く硬い……。ヴィヴィ、股閉じてるから、いつもより中のお兄ちゃん、凄く、手に取るように分かる)
「うん……、あっ ぁあ……、ふぅん……」
鼻に抜けるような甘い声を上げ始めたヴィヴィに、匠海がねっとりと腰を擦り付けながら尋ねてくる。
「俺のこれ、美味しいか?」
「……お……、お兄ちゃんの、エッチっ!!」
思わずつられて「美味しい」と恥ずかしい事を言いそうになったヴィヴィは、一瞬詰まってからそう言って真っ赤になった。
「まあいい。ヴィクトリアの下の口は、正直だからな」
(え……?)