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第63章 　 　 　　　

「堪え性のない子だ。そんな子は、俺の指で、一回イきなさい」

　匠海はそう言うと、親指の腹で膣口の上にあるクリトリスを擽り始めた。

　途端にヴィヴィの膣壁がぎゅうと締り、匠海の指を喰い絞める。

　けれど匠海はそれに加え、ヴィヴィが一番感じる、クリトリスの裏側の粘膜をごりごりと擦り始めた。

「ひゃうんっ　指、あ、だめっ　そこっ　ぁああんっ　お兄ちゃんっ　あ、あああっ」

　敏感なクリを中と外から苛め抜かれ、ヴィヴィの華奢な体がまるで暴れるように戦慄くが、匠海はもう一方の腕でしっかりとその腰を拘束して逃さない。

「下着の中、ヴィクトリアの蜜でぐちょぐちょだぞ？　濡れすぎだろ」

　小さな乳房に形のいい唇を寄せながら、匠海が面白そうにそう指摘してくる。

（待って、お兄、ちゃんっ　まって……っ）

　ヴィヴィの小さな頭の中が、色んな情報で一杯になり混乱する。

　クリを弄られるだけでも目がちかちかするほど強い刺激なのに、感じるところも中から抉られ、動かしたくないのに勝手に腰が大きく揺れ――、そして匠海が指摘してきたように、ヴィヴィのそこははしたないほど蜜を溢れさせていて。

「あ、恥ずかしっ　あんっ　あぁっ　そこ、こすっちゃ、やぁんっ　だ、だめぇっ　あ、あぁっ　あ～っ　や、やぁあああん――っ！！」

　ヴィヴィは混乱して泣きそうな声を上げながら、匠海に半ば強引にイかされた。

「ふ……、イっちゃったか？」

　はあはあと苦しそうに喘ぐヴィヴィに、匠海が顔をあげて嬉しそうに妹の表情を確認してくる。　

「い、言わない、で……っ」

　ヴィヴィは羞恥に真っ赤になり、見上げてくる匠海と視線を合わせない。

「だって、ヴィクトリアの中、イってびくびくしてるし」

　匠海はそう膣内の様子を口にすると、さらに敏感なヴィヴィのそこを指で抉ってくる。

　それは達したばかりのヴィヴィにとっては、神経を直接触られるのと同じぐらい、強烈な刺激だった。

「ひっ　イったばかり、なのっ　あっ　こ、擦っちゃ、だめっ　ひゃうぅっ」

　苦しそうにそう言って匠海を止めるヴィヴィを、兄は許してくれない。