この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第65章
達して弛緩した躰とは対照的に、ヴィヴィの膣粘膜はずっと匠海の陰茎を扱いていた。
「ああ、絡み付く……。ヴィクトリア……っ」
ヴィヴィの上半身を強く抱きしめてくれる匠海が、はあと熱い吐息を妹の肩の上で吐きながら、極上の締め付けをみせるその蜜壺を味わっていた。
「おにい、ちゃん……、好き……、大、好き……」
少し力が入るようになったヴィヴィが、そう匠海に囁きながら、その逞しい背中に両腕を回す。
「動くぞ? しっかりしがみ付いてろ、ヴィクトリア」
匠海はそう忠告すると、ヴィヴィの躰を抱き込んだまま、下から突き上げ始めた。
ぐちゅぐちゅと蜜壺を掻き回す音と、激しい抜き差しに、ヴィヴィは必死に匠海に縋り付く。
「あっ ぁあん……っ あ~っ ぁんっ やっ 激し……っ」
ヴィヴィの潤み切った粘膜が、匠海の亀頭の返しに引っ掛けられ、硬い陰茎に擦り上げられ、そこからは信じられないほどの快感が生まれていく。
(ぞくぞくするっ お兄ちゃんが沢山動いてくれると、
ヴィヴィのこといっぱい欲しいんだなって、そう思えて……、
腰、震えちゃう――っ)
「ヴィク、トリア……っ ふっ ……っ」
匠海は少し息を切らせながら、必死にヴィヴィの蜜壺に己の陰茎を打ち込んでくる。
「ふあっ ぁあっ あ、あ、ぁあっ お、にいっ、あっ 凄いっ」
細切れの喘ぎを零すヴィヴィを存分に突き上げた後、匠海は満足したように腰を止めた。
「はぁ……っ あ、……っ ぁあんっ」
(やばい……ヴィヴィのあそこの中、もう、馬鹿になっちゃってるかも……。
いっぱい擦られて、もう、何されても、どこもかしこも、いいのっ)
ヴィヴィは瞼を閉じると、うっとりと膣内の匠海の感触を味わう。
(硬くて……時折びくびく震えて……、なんか、可愛いっ)
それは目の前の匠海も同じで、大きく息を吐く度に上下する胸板も、手を添えている広い背中も、全てが愛おしい。