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第67章 　 　 　　 　

「あっ　ふぁ……っ　ぁ、ぁあっ　……ふっ」

　乳房を揉まれるだけでもドキドキして気持ちいが、乳首を指で挟まれると、ピリピリとした強い刺激が気持ちよくて、気づかぬうちにヴィヴィの細腰が動き始めた。

「胸、揉まれるの好き？」

　優しい指使いで小さな胸を可愛がってくれる匠海に、ヴィヴィはうっとりと瞳を細める。

「……ん……お兄ちゃんの、手……好きぃ……」

「ああ、素直で可愛いな」

　そう言って微笑みを深くした匠海に、ヴィヴィは甘える。

「お兄ちゃん、チュー、したい……」

「ああ、後でな」

「……うん……」

（今、したかったのに……）

　そう思ったヴィヴィから、匠海が両手を離した。

「お尻も塗ってあげるから、うつ伏せになって」

「えっ！？　も……いいっ！」

「……ヴィクトリア？」

　ヴィヴィのその拒否の返事に、匠海の表情が険しいものになる。

　最近見ていなかったその顔に、ヴィヴィは少し動揺し、言われたとおりにゆっくりとうつ伏せになった。

「ああ、素直なヴィクトリアが好きだよ」

　その言葉と共に、ヴィヴィの白皙の双丘には、たらりと冷たいオイルが降り注いだ。

　それを匠海が掌で、妹のお尻に丹念に塗り込めていく。

「はぅっ　……っ　く、くすぐったい、よ、ぁんっ」

　優しく撫でられるのがくすぐったくて力を込めてしまうと、そこを匠海に執拗に揉み込まれる。

（あ……恥ずかしいけれど、やっぱりお兄ちゃんに触られると、気持ちいいの……）

「お前は本当に、どこもかしこも小さいな」

　先ほどの胸と同じ様に、お尻の下に両手を添え、ぐっと上へと持ち上げたり、そのままふるふると揺らしたりと妹のお尻で楽しんでいた匠海が、ふとそう呟いた言葉に、ヴィヴィはうつ伏せのまま頬を膨らませる。

「うぅ……どうせ……」

「俺、どちらかというとグラマーなほうが好きだったんだけど、ヴィクトリア抱き始めてから、華奢なほうが好きになったかも」

　いきなりそんな告白をしてきた匠海に、ヴィヴィはびくりと体を震わせる。