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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第67章         

「あっ いぃっ 気持ちいいっ ああっ んん……っ い、いいのっ」

「ああ、ヴィクトリアの気持ちいいところ、また一つ増えた。今日はここでいっぱいイこうな」

 匠海はそううっとりとした声で囁くと、そこを重点的に虐め始めた。

 亀頭の先でこつこつ突き上げたかと思うと、カリに引っ掛けるようにそこを抉り、亀頭の横を押し付けたかと思うと、まるでそこを広げるように押し上げてくる。

「あぁっ あっ ――っ ふぁああっ 強いっ あ、感じすぎちゃうぅっ」

 強すぎる刺激に目がちかちかして、ヴィヴィがいやいやと金色の頭を振る。

(ああ、ぞくぞくするっ 嫌なのに、こんな格好で貫かれるの、本当に嫌なのにっ)

 けれどその刺激は、匠海が腰を止めたことによって途絶えた。

「じゃあ、自分で動いてごらん?」

「……え……? い、いやぁ……っ」

 匠海のその言葉に、ヴィヴィの顔が苦しそうに歪められる。

(そ、それだけは……っ いやっ そんな、はしたないこと……っ)

「ほら、このままやめてもいいのか?」

 匠海はそう言うと、ヴィヴィの心を追い込むように、ぐりりとそこを抉ってまた腰を止めた。

「……っ いやぁ……」

 躰が熱い。

 躰のそこら中がじんじんと痺れ、その熱と痺れが内から、その華奢な躰を苛(さいな)んでくる。

(イき、たい……っ このまま放り出されたら、ヴィヴィ、おかしくなっちゃう――っ!!)

「両手付いて、ほら、ぎりぎりまで抜いてごらん」

 そんなヴィヴィに気づいているのだろう。匠海は肘を付いていたヴィヴィの両腕を掴むと、先ほどまでと同じように手を付かせて四つん這いにさせる。

 たったそれだけの動きにも、良いところが匠海の陰茎に抉られ、ヴィヴィは咽喉を仰け反らせた。

「ひぅうっ!? あ、ぁああ……っ」

「ほら、途中まで手伝ってやる」

 匠海はそう言うと、ヴィヴィの腰を掴む手を緩め、少しだけ奥に埋め込まれたその亀頭のカリで、こりりと良いところを擦りあげた。

「ひゃううう……っ!?」

 その強い刺激に、ヴィヴィが灰色の瞳を見開く。

 金色の長い髪が、ヴィヴィの華奢な肩からさらさらと顔の傍へと落ちていき、オイルで潤った白い背中がきゅうとしなる。

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