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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第68章
(そこっ 弄られると、後ろの奥、すごく疼いちゃうっ!)
二人の結合部――引き伸ばされた膣口に指を添えられ、膣内に収められた逞しい陰茎を出し入れされると、早々に膣粘膜が喜びに打ち震えてひくつき始めた。
「お、兄ちゃんっ 待ってっ? ぁあんっ お、おねがいぃっ ぁあっ」
(ヴィヴィは、お兄ちゃんを気持ち良くさせないと、いけないのにっ)
必死に兄を止めるヴィヴィに、匠海は突き上げるスピードを緩め、くすりと笑った。
「さっき、凄く頑張ったから、良い子のヴィクトリアに、ご褒美だよ」
(お兄、ちゃん……?)
戸惑って兄を振り返ったヴィヴィに、匠海が微笑む。
「俺のこれ、咥えて、可愛くイってごらん?」
「……――っ お、にいちゃ、ぁああんっ あっ 奥っ すごいよぉ……っ」
膣口の裏を指で押さえて擦られ、その奥がじんじんと痺れ始めた。
そこさえも匠海の長く太いそれで擦りあげられ、ヴィヴィは金色の頭を振り始めた。
「ぁああっ やっ イっちゃ……うぅっ あんっ あっ あ、ぁあっ」
「ああ、絡み付いて、くるっ。 ほらっ いいよ、イきなさいっ」
両脚ががくがくと震え始め、ヴィヴィの膣口から最奥へと、ぎゅうと引き攣れるように、中を貫いている匠海を締め付けていく。
「ひっ ひぁああっ あっ やぁっ!? ぁ……―――っ!!」
ヴィヴィは声にならない悲鳴を上げ、甘い絶頂へと投げ出された。
硬い匠海の陰茎に纏わりつく自分の粘膜が、その薄い皮膚の下のごりごりとした質感を、脳に痛いほど伝えてくる。
(気持ち、いいっ 気持ちいいよぉっ もうっ、それしか、分かんない……っ!!)
「搾り取られるようだっ 凄いよ、ヴィクトリアっ」
匠海がヴィヴィの締め付けが強すぎて、思わず腰を止めた。
その途端、ヴィヴィの細い両脚から力が抜け、かくりと折れ曲がる。
「おっとっ」
咄嗟に目の前の妹の腰を絡め捕った匠海が、目の前のベッドの上に、ヴィヴィの上半身を乗せた。
「ぁあんっ! はうぅ……っ」
思いがけず、今日何度も擦りあげている後ろのいいところに、匠海の亀頭が触れ、ヴィヴィが甘く啼いた。