この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第69章
匠海の裏側を指でやわやわと優しく揉みながら、自分の濡れたそこに擦り付ける。
(クリ……擦れて、中、じんじんする……っ)
クリトリスが擦れると、ぴりりとした強い刺激が背筋を伝わり、まだ何も受け入れていない空虚な膣の奥が疼き始めた。
「下の口、吸い付いてくるな」
匠海はヴィヴィの耳元で擦れた声で煽ってくる。
「ゃっ 恥ずかし……っ ぁんっ」
「しっ 静かに」
そう言って妹の唇に人差し指を押し当てて止めた匠海に、ヴィヴィは視線を上げると、ぺろりとその指を舐めた。
そんな妹の可愛らしい挑発に笑みを深くした匠海は、人差し指を軽く折って、ゆっくりとヴィヴィの口の中に含ませた。
「ん……っ っ ぅ……っ」
ヴィヴィは口の中の匠海の指を舐め始めた。
そうすると何故か、匠海の昂ぶりもより一層張り詰めていく気がした。
「ほら、クリトリス、ゴシゴシしてごらん?」
「ぅっ ……っ んっ」
(ぁあっ 気持ちいい……っ お兄ちゃんっ)
ヴィヴィの顔はもう薔薇色に染まり、潤んだ瞳は縋り付くように匠海を見つめ、その舌はまるで陰茎にするように指に舌を絡ませ、しごき上げていた。
「そうだ、いいよ。その調子……可愛いね」
「お、にい、ひゃぁん……っ」
ヴィヴィが指を咥えながら、切なそうにその名を呼ぶ。
(お兄ちゃん、気持ちいい……? ヴィヴィ、もう……っ)
「イきたい?」
「んっ ……うんっ ぁっ」
こくりと小さく頷いたヴィヴィに、匠海は優しく微笑んだ。
「いいよ。でも声出しちゃ駄目だよ?」
匠海のその注意にもう一度こくりと頷いたヴィヴィは、クリトリスに陰茎を強く擦り付けた。
指先を亀頭の割れ目に食い込ませてぐりぐりと刺激し、匠海の射精も促すのも忘れない。
「……っ くっ」
そんな妹のイく手助けをするように、匠海はもう随分前からつんと可愛らしく立っていた桃色の尖りを、指先で潰してくる。
じんじんとした痺れが乳首から全身へと広がり、それが火を付けたように一気に快感が増幅した。
ヴィヴィの華奢な躰がふるふると震える。