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仮面男子は彼女を愛す
第5章 仮面の告白
人気のない小さな公園。2月の冷たい風が俺の体に吹き付け、公園の土の匂いが辺りに漂う。怜奈は着いてきてくれたものの、まだ一言も発していない。


そんな中、俺はおもむろにマスクを被り、真っ赤であっただろう自分の顔を隠した。

何をするつもりだろうという怜奈の顔は今でも覚えている。たぶん、怒っているという気持ちはその時点で消えていたのだろうと思う。


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