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仮面男子は彼女を愛す
第5章 仮面の告白
それでも、俺は自分で決めた事を実行しようと意を決した。
「お、俺は……俺はお前の事を愛している!!!」
プッという吹き出すような笑いが聴こえ、怜奈はクスクスと笑い出した。
笑う口元を手で覆い、笑いながらこちらを見つめている。目には笑っているせいか、涙が溢れていた。怜奈がその後に発した言葉は「そう言うとは思ってたけどさ……バカみたい」だった。
プロレスラーのマスクを被って告白をする。
本当にバカみたいだったけど、当時の俺にはそれしかできなかった。
「お、俺は……俺はお前の事を愛している!!!」
プッという吹き出すような笑いが聴こえ、怜奈はクスクスと笑い出した。
笑う口元を手で覆い、笑いながらこちらを見つめている。目には笑っているせいか、涙が溢れていた。怜奈がその後に発した言葉は「そう言うとは思ってたけどさ……バカみたい」だった。
プロレスラーのマスクを被って告白をする。
本当にバカみたいだったけど、当時の俺にはそれしかできなかった。