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仮面男子は彼女を愛す
第5章 仮面の告白
そんな大好きだった選手の力を借りて、怜奈に自分の気持ちを初めて伝える事ができた。これは『アモール・ヴェルダデーロ』のおかげだと当時の俺はますます彼の事を好きになった。
そして、彼のマスクもご神体のように机の上に飾り、崇め奉った。
受験や何か問題があると、マスクを拝んでいた。不思議とそんなときは、マスクの奥で彼の笑う目が見えた。
彼が俺に微笑んでくれている。そんな風に思うと、どんな問題でも俺は乗り越えられる気がしたのだ。
そして、今もまた彼の、あのマスクの力を借りようとしている。
そして、彼のマスクもご神体のように机の上に飾り、崇め奉った。
受験や何か問題があると、マスクを拝んでいた。不思議とそんなときは、マスクの奥で彼の笑う目が見えた。
彼が俺に微笑んでくれている。そんな風に思うと、どんな問題でも俺は乗り越えられる気がしたのだ。
そして、今もまた彼の、あのマスクの力を借りようとしている。