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仮面男子は彼女を愛す
第3章 アモール・ヴェルダデーロのマスク
それを聞いた母は嬉しそうな顔をして、「真守、どうなの?」と聞いてきた。
どうなのと言われても、玲奈の前で、今このタイミングで話すような事ではないと俺は思った。それに仕事の事もあって、いつそういう話を具体的に進められるかも分からない。
俺はなんとなく、俺や玲奈の事を考えずに話を進めている母に怒りのような感情を覚えた。
そして、ついちょっとキツイ口調で、
「そんなの分かるわけないだろ。さっきも話したけど、仕事の事もあるし、分かんないよ」
と言ってしまった。
俺の話し方がきつかったせいか、母はそれからしばらく黙り込み、玲奈もまたテレビのほうを見つめ、黙ったままだった。
どうなのと言われても、玲奈の前で、今このタイミングで話すような事ではないと俺は思った。それに仕事の事もあって、いつそういう話を具体的に進められるかも分からない。
俺はなんとなく、俺や玲奈の事を考えずに話を進めている母に怒りのような感情を覚えた。
そして、ついちょっとキツイ口調で、
「そんなの分かるわけないだろ。さっきも話したけど、仕事の事もあるし、分かんないよ」
と言ってしまった。
俺の話し方がきつかったせいか、母はそれからしばらく黙り込み、玲奈もまたテレビのほうを見つめ、黙ったままだった。