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仮面男子は彼女を愛す
第4章 貯水槽の白い薔薇
しばらく、ベッドで横になり、スマホをチラチラと見たりしていたが、怜奈から連絡が入る様子もない。俺はとりあえず、自分の体を起こし、ベッドから足を下ろした。

すると、ベッドの前にある机の上に飾ってあった『アモール・ヴェルダデーロ』のマスクが俺の目に飛び込んでくる。


「これだ」

俺は中学生時代のある出来事を思い出した。


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