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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第8章 柔らかな休息~花火編~
そんな他愛もない話しをしながら最後の夜も更けていった。


屋敷に戻り、日にちも過ぎて花火大会当日まで足早に時間は過ぎていった。夕方頃から浴衣を着てメイド3人達と合計5人で夜店と花火大会の会場に向かった。

輪投げやかき氷、射的にくじ…いろいろな店が出並び、それぞれ思い思いのものを手にとっては楽しんでいた。

「クロ!見て見て!神山さんがくれたぁ!」
「ほう、ヨーヨーつりですか。」
「私昔からこれだけは得意なんです。」
「ありがとう!」
「いいえ。」

笑いが絶えないこの空間。花火開始の時間も近付いてきてお客さんも次第に花火会場に向かっていく。
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