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第10章 ホテル隔離

「お帰りなさいませ。どうでした？」
「インフルエンザらしく…ｹﾎ…１週間は仕事を休めと…というので…」
「そうですね…どうしますか？」
「その為に戻ってきたんですよ。ホテルに行っておりますので…」
「お１人でですか？」
「もちろんですよ。お嬢様の事…よろしくお願いいたします。」

そうして着替えを持ちホテルに入ることにした。愛良にはメイドの３人から話して貰うことにした。どこのホテルかは伏せたままにして屋敷を後にした。

その日の昼過ぎに愛良を迎えに行ったのは新田だった。

「クロまだ悪いの？」
「落ち着いて聞いて下さいね？１週間は黒野様とお会い出来ません。」