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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第11章 秘密の共有者
「お嬢様の事でございます…」
「お嬢様がどうかされましたか?」
「いえ、その…」
片付ける手を止めてソファに腰掛けて黒野は問いかけた。
「お嬢様のことで言葉を濁らされるのは心穏やかではいられませんが。何かありましたか?」
「黒野様とお嬢様…主従関係を越えていらっしゃるのではございませんか?」
その神山の言葉を聞いた黒野の心はドクンと脈を打った。一気に頭の中は真っ白になり珍しく落ち着きがなくなった。
「お嬢様が何かおっしゃられましたか?」
「いえ。お嬢様は特に何も変わっておりません。いつも通りに黒野様のことは"クロ"と呼んでおられましたし。」
「お嬢様がどうかされましたか?」
「いえ、その…」
片付ける手を止めてソファに腰掛けて黒野は問いかけた。
「お嬢様のことで言葉を濁らされるのは心穏やかではいられませんが。何かありましたか?」
「黒野様とお嬢様…主従関係を越えていらっしゃるのではございませんか?」
その神山の言葉を聞いた黒野の心はドクンと脈を打った。一気に頭の中は真っ白になり珍しく落ち着きがなくなった。
「お嬢様が何かおっしゃられましたか?」
「いえ。お嬢様は特に何も変わっておりません。いつも通りに黒野様のことは"クロ"と呼んでおられましたし。」