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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第15章 小さな心と信じる道
「愛良を泣かせることはしないでくれ。」
「当主…?」
「今はまだあの子にとって君は必要なんだと…それに今、君を失うわけには行かないから。」
「それは…?」
「…ただし……」
「はい…」
「いつ、どんな時でもあの子を…愛良を守ってくれ。」
「はい。約束いたします。」

そう約束を交わし、今回は目を瞑るといい背中を向けた当主。

「ありがとう…ございます。」
「体の関係は控えてくれよ?まだ6歳だ。」
「…ッ……はい」

そういい頭を下げ部屋を出た黒野。背中を見送る事はなかった。

「ハァ…まさかあれ程本気とは…」

溜め息を吐いた当主は一言呟いていた。
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