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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第16章 黒き闇
「さて…物騒なところだが…」

カツン…カツン…

何かが当たる、金属音が定期的に聞こえてくる。そんな時ピリリリっと着信がくる。

「はい。」
『本当に1人で来るとはただのバカか…とりあえず目の前の階段上がって2階にあがってこい。』
「…無事だろうな」
『確認しに来いよ。』
「チ…」

そうして電話を切るとカンカンカン…と上がっていく。その上の扉の中に入り目にしたのは…

時が止まる程…
残酷な光景だった…

そっと横たわる愛良に近付く黒野は上着を脱いでふわりと上にかける。眼鏡を外すと後ろに感じる気配の主の方にむき直した。

「何をした……」
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