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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第16章 黒き闇

「黒野は!」
「飛び出して行かれました。」
「佐々倉…止めなかったのか!」
「聞きませんでした」
「…どうした事だ…」
そう言いながら当主は黒野の携帯にかけだした。
『はい、黒野です』
「私だ。今どこにいる。」
『私1人でとの相手の要望です故…』
「そんな事は聞いていない!今どこだと聞いているんだ!」
『……必ずお嬢様は連れて帰ります。』
そうして黒野は通話を切った。車で走らせること数十分、工場跡地に着いた。
「ここ…か。」
怖くない訳ではない…
怖い…
とはいえ…
愛良はもっと怖い筈だ
壊れたシャッターをくぐり抜けて中に入っていく黒野。
「飛び出して行かれました。」
「佐々倉…止めなかったのか!」
「聞きませんでした」
「…どうした事だ…」
そう言いながら当主は黒野の携帯にかけだした。
『はい、黒野です』
「私だ。今どこにいる。」
『私1人でとの相手の要望です故…』
「そんな事は聞いていない!今どこだと聞いているんだ!」
『……必ずお嬢様は連れて帰ります。』
そうして黒野は通話を切った。車で走らせること数十分、工場跡地に着いた。
「ここ…か。」
怖くない訳ではない…
怖い…
とはいえ…
愛良はもっと怖い筈だ
壊れたシャッターをくぐり抜けて中に入っていく黒野。

