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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第3章 寂夜とハーレム
「でも黒野様が上着を脱いでるのってそんなにみないから…」
「そうね。そう言われれば…」

そんな事を話しながらも小さなため息を1つ漏らした黒野。

「お疲れですか?」
「そうでもない。久しぶりに飲んだからですよ。」
「そうですか?」
「えぇ。心配かけてすみません」

小さなチョコレートを口に含んだ直後に新田は声をかけた。

「黒野様?そういえばついこないだの事ですが…」
「はい?」
「廊下で木佐に会った時の事。覚えてますか?」
「何度も会ってますよ?そりゃ同じ屋敷内なので?あなた方もそうでしょう?」
「その時木佐さんをいじめたって。」

小さく笑いながら話した。
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