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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第6章 嫉妬と開花
屋敷についた車。しかし何故か黒野の心はざわついたままだった。

タカガ コドモノ キス

ジャレアイ ニ スギヌ

ナンノ イミモ ナイ…

解っているのに心のどこかでどうにもならない気持ちのままいつも通りに振る舞おうと必死だった。その様子は夜になっても続いていた。愛良の髪を乾かしながら黒野は愛良に問われていた。

「クロ?どうしたの?今日ずっとご機嫌悪いよ?」
「そんな事ございませんよ。」
「嘘!クロがそんな事無いって言う時は必ずなんかあるもん!」

まさか…気持ちが悟られている…?そんな事あるわけ無い…

そう思いながらも確信を突いてくる愛良。
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