この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エブリデイ
第3章 意識した瞬間から
その様を観察しながら――
「あ――どんどん、萎んでゆくね」
寺井のその言葉が、僕の気分まで萎ませてゆくようで……。
「でもまた、硬くなるんでしょ? どれくらい時間が必要?」
「し、知らないよ」
僕は怒ったように、答える。あまりにもいつも通りな寺井の態度が、僕をイライラとさせた。
どの道、こうなってしまえば、もう続けるなんて無理。身体以上に、気持ち的にムリだ。僕は恥ずかしさに耐え兼ね、早く一人になりたいと感じている。
それなのに――
「ねえ、シャワー貸してよ」
「え……?」
「手、洗いたいし。ついでに、汗も流したいから」
「別に、いいけど……」
「じゃあ、その間に――――くれる?」
「は?」
寺井が何を言い出したのかと、思わず自分の耳を疑った。
「あ――どんどん、萎んでゆくね」
寺井のその言葉が、僕の気分まで萎ませてゆくようで……。
「でもまた、硬くなるんでしょ? どれくらい時間が必要?」
「し、知らないよ」
僕は怒ったように、答える。あまりにもいつも通りな寺井の態度が、僕をイライラとさせた。
どの道、こうなってしまえば、もう続けるなんて無理。身体以上に、気持ち的にムリだ。僕は恥ずかしさに耐え兼ね、早く一人になりたいと感じている。
それなのに――
「ねえ、シャワー貸してよ」
「え……?」
「手、洗いたいし。ついでに、汗も流したいから」
「別に、いいけど……」
「じゃあ、その間に――――くれる?」
「は?」
寺井が何を言い出したのかと、思わず自分の耳を疑った。