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エブリデイ
第3章 意識した瞬間から
「そんな訳で……そろそろ、かと」
「ゴムは?」
「うん、買って来た。ちょっと、待って」
ガサガサ――。
「ほら、コレで」
「自慢げに見せなくていいし。それより、も。装着のやり方、わかってるの?」
「まあ、初めてだけど。そんな難しくは、ないんじゃない?」
「ホントにぃ?」
「大丈夫だって。とりあえず、やってみるから」
カサッ――ビッ。
モゾモゾ――――モゾ……。
「あの、どうでしょうか?」
「あ、うん――もう、すぐ。おや、なんか――変?」
「ああ、もう。ちょっと、見せて」
「え、いいよ!」
「いいから。あ、コレ――表裏、反対なんじゃないの。逆にすれば、こうしてクルクルって」
「わかってるけど、ヌルヌルしてるから、やりにくいんだし。あっ――そんなに強く、握らないでくれる。あと、先端押さえないと、空気入るって説明欄に記載が――」
「チッ――細かいこと気にせずに、とにかく一度、装着してみるの。ほら、こうして――っと。どうなの? 空気とか入ってないよね」
「あ、うん……あり、がと」
「はい。どういたしまして」