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エブリデイ
第5章 それは歪であるが故、何物にも代えがたく

 期せずして負ってしまった鋭い切り傷が、鮮烈な痛みを伝えるまでのタイムラグであるかのようだった。


 女を前にした時の男としての当然の劣情は――しかし。猛然と頭をもたげた全く異なる生理に取って代わられ、僕の身体の中心から指先の端々までが一気にその全てを凌駕されゆく――感覚。


 その様子は――オセロ盤に差し置かれたコマが真っ白から、一気――真っ黒に塗り替えられた有様に似ていた。



「きゃっ――な、なに……?」


「……」


 突如として――僕は彼女のことを、強く跳ねのけている。



「どうしたの……急に?」



「…………」



「ね、ねえ……顔が、真っ青……?」



「……………………う……ううっ」



「えっ――ちょっと――!」



 そして、呆然と見守る彼女を前にして――――僕、は――


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