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エブリデイ
第2章 五度目の訪問
「あっ……」
薄く漏れ出した吐息には、戸惑いが半分。
残りの半分は、其処に触れた私自身が――もう、知ってる。
彼の男の人の部分は、とても上気していて。
その熱さと逞しさを、私の掌に伝えて――くれた。
高鳴りの形をじっくり確かめる私は、今度は自分の中に湧きあがるような劣情を覚える。
その初めての激しい律動が、私を更なる冒険へと誘わせようと――する、から。
手で触れるのとは別の手段を以って、私は彼の高鳴りを確かめたい――と、望んだのだ。