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桜舞うあの日のままで
第6章 慰めと励まし
「悠はK大を受験するんだよね? 私もダメモトで受けてみよっかな……」
もちろん、受ける意図は「悠と同じ大学へ通いたいから」ということに他ならなかった。
悠はますます顔を輝かせて言う。
「お、一緒に受ける気になったか! 大学選びって大事だし、安易に誘えるようなものじゃないから今まで風香を誘わなかったけど、一緒に受けるとなるとやる気も倍増するし、いい刺激になるな! 確か風香も、学部は俺と同じで文学部志望だろ」
「悠は心配しなくても合格できるでしょ。私はダメな可能性の方が高いけど」
「だから、風香は俺を買いかぶりすぎなんだって。指定校推薦に漏れたんだぞ、俺は。現状維持で合格できるほどのレベルなら、指定校推薦で受験できてるはず」
もちろん、受ける意図は「悠と同じ大学へ通いたいから」ということに他ならなかった。
悠はますます顔を輝かせて言う。
「お、一緒に受ける気になったか! 大学選びって大事だし、安易に誘えるようなものじゃないから今まで風香を誘わなかったけど、一緒に受けるとなるとやる気も倍増するし、いい刺激になるな! 確か風香も、学部は俺と同じで文学部志望だろ」
「悠は心配しなくても合格できるでしょ。私はダメな可能性の方が高いけど」
「だから、風香は俺を買いかぶりすぎなんだって。指定校推薦に漏れたんだぞ、俺は。現状維持で合格できるほどのレベルなら、指定校推薦で受験できてるはず」