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桜舞うあの日のままで
第6章 慰めと励まし
はからずも、話題が「指定校推薦」の方向へ行ってしまい、慌てる風香。
せっかく元気になってきた悠を再び落ち込ませたくないため、風香は急いで言った。
「でも、ホントに私は今の力では無理かな……。今から最後の追い込みをかけるけど、どうにか合格レベルまで届きたいな」
「一緒に頑張ろう! で、風香の第1志望はどこだったっけ?」
「一応、R大ということにしてあるんだけど……それもダメモトだから。『理想を言えば、ここ』っていう意味で書いてるし」
「第1志望って、そういうことだし、いいんじゃない? 俺だって、『いけそうだ』って手ごたえを感じてK大を第1志望にしてるわけでは、決してないからな」
「そっか……。一緒に合格したいなぁ……」
せっかく元気になってきた悠を再び落ち込ませたくないため、風香は急いで言った。
「でも、ホントに私は今の力では無理かな……。今から最後の追い込みをかけるけど、どうにか合格レベルまで届きたいな」
「一緒に頑張ろう! で、風香の第1志望はどこだったっけ?」
「一応、R大ということにしてあるんだけど……それもダメモトだから。『理想を言えば、ここ』っていう意味で書いてるし」
「第1志望って、そういうことだし、いいんじゃない? 俺だって、『いけそうだ』って手ごたえを感じてK大を第1志望にしてるわけでは、決してないからな」
「そっか……。一緒に合格したいなぁ……」