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桜舞うあの日のままで
第2章 春休み
「確かに、悠の言う通りだけど……。『言うことを何でも』って……どんなお願い事を?」
「それは、勝った方が自由に決めるってことで。まぁ、俺が勝っても、そこまで大変なことを要求しないから、その点は安心しろって」
「で、でも……」
「あ、そうか。風香は自信がないわけだな。今回も俺の勝ちが見え見えだから、こんな勝負を受けたくないわけか……」
「そ、そんなわけないでしょ! ここまで、たった一度っきりだけど、私の方が成績が良いこともあったじゃん! みんなにはまぐれだって言われたけど……私だって頑張ればできるよ! この春休みは、ものすごく頑張ってるんだから」
「だったら、勝負してもいいだろ? 風香もそんなに自信があるわけだし。でも、もし俺に負けそうで怖かったら、逃げてもいいし……」
「それは、勝った方が自由に決めるってことで。まぁ、俺が勝っても、そこまで大変なことを要求しないから、その点は安心しろって」
「で、でも……」
「あ、そうか。風香は自信がないわけだな。今回も俺の勝ちが見え見えだから、こんな勝負を受けたくないわけか……」
「そ、そんなわけないでしょ! ここまで、たった一度っきりだけど、私の方が成績が良いこともあったじゃん! みんなにはまぐれだって言われたけど……私だって頑張ればできるよ! この春休みは、ものすごく頑張ってるんだから」
「だったら、勝負してもいいだろ? 風香もそんなに自信があるわけだし。でも、もし俺に負けそうで怖かったら、逃げてもいいし……」