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桜舞うあの日のままで
第9章 最後の夜、想い出の夜
「今日まで、ホントにありがとう。明日からも、よろしくな。俺、絶対にメールもLINEも送るから。風香も……忙しくないときでいいし、遅れてもいいから……返事を送ってくれる?」
悠の口から、具体的に「今後も連絡を続ける」ということを告げられ、言葉では言い表せないほどの喜びと嬉しさを感じる風香。
風香は即座に言葉を返していた。
「もちろん! お返事だけじゃなくて、私からもいっぱい送るからね。悠も、暇なときでいいから、お返事してね」
「ありがとう、風香」
安堵の表情を浮かべる悠だったが、まだ何か言いたそうな様子で、「んん」と口ごもると、うつむいた。
風香としても「今こそ、告白しないと」と心に強く思うのだが、もし告白がお断りされてしまうと、せっかく言ってもらえた「今後も連絡する」ということすら「気まずいから、やめておく」などと心変わりされてしまいそうで、どうしても言えない。
なので、「こちらこそ、ありがとうね」としか返せない風香。
すると、悠が視線を桜に戻して言う。
悠の口から、具体的に「今後も連絡を続ける」ということを告げられ、言葉では言い表せないほどの喜びと嬉しさを感じる風香。
風香は即座に言葉を返していた。
「もちろん! お返事だけじゃなくて、私からもいっぱい送るからね。悠も、暇なときでいいから、お返事してね」
「ありがとう、風香」
安堵の表情を浮かべる悠だったが、まだ何か言いたそうな様子で、「んん」と口ごもると、うつむいた。
風香としても「今こそ、告白しないと」と心に強く思うのだが、もし告白がお断りされてしまうと、せっかく言ってもらえた「今後も連絡する」ということすら「気まずいから、やめておく」などと心変わりされてしまいそうで、どうしても言えない。
なので、「こちらこそ、ありがとうね」としか返せない風香。
すると、悠が視線を桜に戻して言う。