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桜舞うあの日のままで
第9章 最後の夜、想い出の夜
 自分の部屋へ戻った風香は、酷く落ち込んだ。

 一人っきりになると、急に告白する勇気が湧いてくる風香。

 そして、「どうして言わなかったんだろう」と後悔するのだった。



 明日はとうとう、悠が出発する日だ。

 駅まで見送りに行く約束を交わしている風香は、「そこで告白しないと」と思い、グッと唇を噛んだ。




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