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桜舞うあの日のままで
第12章 悠と真奈美
「待って待って! 今のは言葉のあやで! でも、サークルのみんなも同じこと言ってるんだよ。『悠君はいつも溜め息ばっかりついてるし、表情も暗い』ってね」
真奈美の誘いで、悠は「歴史研究サークル」というサークルに入ったのだった。
「だって、俺は……戦国時代と幕末を除いて、歴史には全く詳しくないし、興味も薄いって言ってるだろ」
「戦国時代も幕末も、立派な日本史でしょ。悠君はその時代だけ研究や勉強をすればいいじゃん。そもそも、悠君が『どこのサークルにも入らない』って言うから、私が誘ったんだよ」
「まぁ、他のサークルよりは、俺に合ってるか。誘ってくれて、ありがとう」
素直にお礼を言う悠。
「どういたしまして」と答えた後、メガネ拭きの入った小さな透の明ケースを手に、真奈美が続けた。
「じゃ、これをレジに持っていくよ。付き合ってくれて、ありがとう! いいプレゼントができそう」
「俺は別に何もしてないけど……どういたしまして」
そして二人はレジへと向かった。
真奈美の誘いで、悠は「歴史研究サークル」というサークルに入ったのだった。
「だって、俺は……戦国時代と幕末を除いて、歴史には全く詳しくないし、興味も薄いって言ってるだろ」
「戦国時代も幕末も、立派な日本史でしょ。悠君はその時代だけ研究や勉強をすればいいじゃん。そもそも、悠君が『どこのサークルにも入らない』って言うから、私が誘ったんだよ」
「まぁ、他のサークルよりは、俺に合ってるか。誘ってくれて、ありがとう」
素直にお礼を言う悠。
「どういたしまして」と答えた後、メガネ拭きの入った小さな透の明ケースを手に、真奈美が続けた。
「じゃ、これをレジに持っていくよ。付き合ってくれて、ありがとう! いいプレゼントができそう」
「俺は別に何もしてないけど……どういたしまして」
そして二人はレジへと向かった。