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桜舞うあの日のままで
第14章 夏休み直前、悠と真奈美
悠としては、真奈美を最初に部屋へと上げたときは、決して本意ではなかった。
真奈美に会うまで、異性の友人は風香だけだったということもあり、自然と「恋人以外の異性で、部屋へと上げるのは風香のみ」と、心の中で決めていたらしい。
なので、真奈美が「部屋へ行きたい」と言い出したときも、やんわりと断ったのだ。
ただ、真奈美は諦めなかった。
「あ、そうか。部屋へ呼べない理由があるんだ」などと言い出した真奈美。
悠が否定すると、真奈美は意味深な笑顔を見せ「そんなに気にしなくてもいいよ。男の人なら、そういう本やDVDはたくさん持ってるのが普通みたいだし」などと言ってきたのだ。
話をあらぬ方向へ持っていかれ、度を失った悠は思わず「そういう意味じゃない」と大きめの声で言った。
真奈美に会うまで、異性の友人は風香だけだったということもあり、自然と「恋人以外の異性で、部屋へと上げるのは風香のみ」と、心の中で決めていたらしい。
なので、真奈美が「部屋へ行きたい」と言い出したときも、やんわりと断ったのだ。
ただ、真奈美は諦めなかった。
「あ、そうか。部屋へ呼べない理由があるんだ」などと言い出した真奈美。
悠が否定すると、真奈美は意味深な笑顔を見せ「そんなに気にしなくてもいいよ。男の人なら、そういう本やDVDはたくさん持ってるのが普通みたいだし」などと言ってきたのだ。
話をあらぬ方向へ持っていかれ、度を失った悠は思わず「そういう意味じゃない」と大きめの声で言った。