この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜舞うあの日のままで
第15章 悠の帰郷
真奈美の祖母に案内され、悠は真奈美の寝ている部屋へと入った。
真奈美は布団に仰向けで寝ていたが、祖母の背後にいる悠の姿を見て、パッと明るくなる真奈美の顔。
祖母が退室していき二人になると、そばに座る悠に向かって、布団に入ったままの真奈美がすぐに言った。
「今日はごめんね。あと……お見舞いに来てくれて本当にありがとう!」
「気にするなって。それより、具合はどうなんだよ」
「単なる夏風邪みたい。多分すぐに良くなると思う」
「そっか、少し安心した。お大事にな」
そう言うと、悠は立ち上がる。
真奈美は布団に仰向けで寝ていたが、祖母の背後にいる悠の姿を見て、パッと明るくなる真奈美の顔。
祖母が退室していき二人になると、そばに座る悠に向かって、布団に入ったままの真奈美がすぐに言った。
「今日はごめんね。あと……お見舞いに来てくれて本当にありがとう!」
「気にするなって。それより、具合はどうなんだよ」
「単なる夏風邪みたい。多分すぐに良くなると思う」
「そっか、少し安心した。お大事にな」
そう言うと、悠は立ち上がる。