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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……
「で……何をするの?」

 自分の部屋へと悠を招き入れると、すぐに風香が尋ねた。

 遠慮なく座り込みながら、悠が答える。

「おばさんが帰ってくるまで、まだ時間あるんだよな?」

「うん、あと1時間以上はあると思う。そんなに時間がかかるお願いなの? あまりにも大変すぎることはちょっと……」

 風香は心配になってきた。

 しかし、悠は笑顔で言う。

「心配するなって。そんなに大変なことを頼まないからな。……よーし、じゃあ発表するか!」

 嬉しそうな悠とは対照的に、風香は不安げに唾をごくりと飲み込む。

 一呼吸置いてから、悠が高らかに言った。




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