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桜舞うあの日のままで
第17章 冬休み
その帰り道は、行きと同じく、風香は悠と二人っきりで帰ることに。
夜道を歩きながら、隣の悠が風香に言ってきた。
「今日はありがとな。お陰で楽しいイブになった」
「私も! こちらこそ、ありがとうね」
風香は本心からそう言って、笑顔を見せた。
悠は安心したような表情を見せて、言葉を続ける。
「そういえば……何だか、あの二人、妙に仲良くなってなかったか?」
悠が言う「あの二人」とは、言うまでもなく俊樹と真奈美のことだろうと風香にも分かった。
「うん、私もそう思った」
内心、「そのまま、あの二人がお付き合いを開始してくれたら、自分にとってどんなに幸せなことだろう」と思いながら答える風香。
夜道を歩きながら、隣の悠が風香に言ってきた。
「今日はありがとな。お陰で楽しいイブになった」
「私も! こちらこそ、ありがとうね」
風香は本心からそう言って、笑顔を見せた。
悠は安心したような表情を見せて、言葉を続ける。
「そういえば……何だか、あの二人、妙に仲良くなってなかったか?」
悠が言う「あの二人」とは、言うまでもなく俊樹と真奈美のことだろうと風香にも分かった。
「うん、私もそう思った」
内心、「そのまま、あの二人がお付き合いを開始してくれたら、自分にとってどんなに幸せなことだろう」と思いながら答える風香。