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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……
 しばらく経ち、ようやく落ち着きを取り戻し始めた様子の二人。

 急になぜか恥ずかしくなった風香は、悠の身体を捕まえていた両腕と両脚をパッと離す。



 悠は焦った様子で、風香の花筒からシンボルを抜き取っていった。

 今度は、風香も止める素振りを見せない。




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