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桜舞うあの日のままで
第5章 切なく寂しい風香の夏
 その後、部屋でひとり、枕に顔を埋めて大泣きした風香。

 風香は、「どうしてもっと早く気づけなかったのだろう」と後悔ばかりしていた。



 そして風香は、悠と結ばれたあの日のことを思い出す。

 今となっては、何物にも代えがたい想い出となった、あの日のことを。

 だが、そのことすら、「結局は、あの日の私は『試供品』か『実験台』に過ぎなかったのだ」という気がしてきて、今の風香には悲しみを与えてくることもたまにあった。



 風香はしばらく、勉強も手につかなくなるほど、落ち込んだ。

 悠の部屋へ呼ばれる回数が激減してしまったことも、風香の悲しみに拍車をかけていた。




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