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Self-pleasures
第4章 閨
「たくさん愛してあげようね。ほらもうここは、ヌメヌメとしてる。」

指でぐるぐると搔き回すたびに空気が入った。

…グッチョ…グッチョ。

卑猥な粘着音が続き、私の快感はうねりを伴い始めた。

「あぁ。お前はなんていけない子なんだ?気をやりそうになったらきちんと僕に言いなさい。」

さざなみは大きな揺らぎになり、声が漏れそうになるので腕で必死に口を塞いだ。

「いけないな。男ってのはね。女性の甘い声を聞きたいものなんだ。それを聴くだけで益々興奮するんだよ。だから我慢をしてはいけないよ。」

布団のシーツを握り締め,ふわふわと飛びそうな意識を身体に留めておくことに必死だった。

…そんなこと 無駄だって分かってる。

「あっあっ…。」

その時が近づき、はしたない声が私の口から発せられるのを聞くと、その度に優しく微笑んだ。

…こんな小娘の身体で京介さんは満足してるのかしら?

そんな切ない思いが私を焦がす。

…ぐちゅ…ぐちゅ…。

「由梨…僕の由梨。」

何度も指で擦られて、乳首を強く摘まれ吸われて淫乱な女になるの。

「うぁぁ…。もっと…もっと…欲しい…。」

京介さんの細い頬に触れながら、口走ってしまった。

「ぁあ由梨。感じてるんだね?そうなんだね?」

激しく長く甚振られ、理性が遮断されていく…その過程を京介さんは楽しんでいる。

「は…い。感じたい…。もっと欲しい。」

快楽の渇望。

「教えてくれ…どう感じるのか?お前の身体のすべてが知りたい。」

京介さんは私をしっかり胸に抱いたまま、茂みの中の指をせわしなく動かしている。

「じんじんと熱いの。私の身体じゃ無いみたい。あっ…あっ…。」

蜜がたっぷりとついた指を私に舐めさせた。

「僕を誘うお前の甘い蜜だ。芳しい香りだ。」

再び指を蜜壺の中にずぶずぶと入れると、京介さんは香りを嗅いだ。

「恥ずかしい…です。」

大きく深呼吸をするとちゅぱちゅぱと指をしゃぶった。

「ああ由梨の香りだ…青臭い,若い,熟し始める少し前の果樹の香り。」

私の唇を貪り始めた。


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