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第4章 閨

「挿れて欲しいのなら…そうお言い。」

…焦らされおかしくなりそう。

「由梨のここに…大きな…京介さんを…挿れてください。」

膝を立て肉丘と花弁を指で広げて見せた。

「ここに…ここを…埋めて欲しいの。」

ひくひくと蠢くピンクの皺の集合体は放射状に蜜を垂れ流す穴を示していた。

「お前って子は…僕をいつからそんなに煽るようになったんだい？」

京介さんはゆっくりと私の腰を掴み、自分の元に引き寄せた。

「もっとお前の淫らで、はしたない場所をよく見せておくれ…。」

下腹部に力を入れ、その場所をひくひくとさせた。

「ええ。京介さん…みだらな由梨をもっと見て下さい。京介さんのせいで、ここが…こんなになってしまいました。」

愛液がたらたらと流れるのを感じた。


「ああ…こんなになって…よし…僕がおさめてあげようね。」

太い竿の付け根をしっかりと持ち、放射状の中心の穴にゆっくりと押し込めていく。

「あぁ…京介さぁぁん…いっぱい…入ってる…の。」

「お前のここは、本当にきついね…きつく締まって…。」

膝に力を入れて腰を京介さんへと押し出した。

「他の…ひと…と…比べないで…。」

私の身体を何度も押し上げるように激しく突いた。

…ふっ…んっ…ふっ…んっ…。

深く挿し込むたびに京介さんは小さな声をあげた。

「おお由梨…僕はお前を…一番愛している…んだよ。お前は…僕の妻だ。」

「あいし…てる。」

両手で京介さんの顔を撫でた。

「お前は…僕をいつも…こうして…楽しませてくれる…愛しい由梨…。」

身体が私の意識とは異なる反応を見せ始めた。

「由梨…いけないよ…そんなに…僕を…締め付けちゃ…。」

荒い息と共に京介さんの喘ぎ声が、薄れゆく意識の中で聞こえた。

「ほら…出すよ…由梨の中に…。」

大きな手で両乳首をギュッと摘まんだ。

「はうっ…いきそう…いきそうです…あん…あん…あん。」

身体をのけぞらせながらもお尻をしっかりと突き出す。

「いくよ…いくよ由梨…あっ…あっ…あーっ。」

小さな声が京介さんの快感を私に伝える。

―――ビクンビクン。

ふたりの身体が大きく痙攣した。

大きな深呼吸をひとつして、京介さんは私の隣に転がると、すぐに寝息を立て始める。

いつもの閨での出来事。

流れ出した欲望は、朝にはきっと再び乾く筈。


終