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Self-pleasures
第5章 Suger Daddy

(今日は●●ホテル)


あたしがマンションで寛いでるとメッセージが来た。タクシーを飛ばせば、ここから30分。

(1時間で行く。)

シャワーを浴びて、ダディが好きな香水をつけ、貰った真っ赤なドレスを裸の上に纏った。


―――下着はつけないこと。


それがダディのルール。


タクシーに飛び乗り行き先を告げる。運転手がバックミラー越しにあたしの組んだ足を辿る。

くびれた足首、つやつやな膝、太もも

そして…その奥の黒い繁み…を見つけるとハッとした表情であたしを見たので、微笑みゆっくりと足を組みなおす。


胸の小さなふたつの突起。

(あと10分でつく)

返信。

(ホテルの下で待ってる。)

すぐに返事が来た。あたしは急に悪戯心が出てきて運転手に少し遠回りして貰う。

「あ…はい。」

運転手はクーラーが掛かっている筈の涼しい車内で汗を掻いている。

「お客さん着きましたよ。」

あたしはわざとハンドバッグを床に落とす。それをゆっくり拾うと、胸元のドレープが垂れ下がり、小ぶりの胸の先端まで見えてしまう。

「あっ。」

運転手は今度こそ声をあげた。

ホテルの入り口にタクシーが止まる。

ダディが立っていた。

「少し遅いから心配したよ。」

運転手をちらりと見て1万円札を手渡した。

後部座席をゆっくりと横に動くと、ドレスが太もものかなり上まで捲りあがった。

繁みまで10センチ。

あたしは気にせずタクシーから降りた。

「お前…また。」

ダディは大きなため息をついた。

「うん♪とっても感じちゃった。」

あたしのダディは会社の役員。

年齢よりもだいぶ若く見えるのはジム通いしてるから。

「だってダディが下着は付けるなって。」

エレベーターで最上階へ。

「大人を誑かしてはいけません。」

ダディはあたしの顔をみた。

――― チーン。


エレベーターが開いたら、あたしとダディの時間が始まる。














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