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Self-pleasures
第6章 小鳥遊医局長の密やかな想い
「高橋先生っ!何度申し上げたら判るんですかっ。新人と処置には行かないで下さい。必ずリーダーか、上の看護師に声掛けて貰わないと困ります。」

高橋医師が冬にまた怒られていた。ちらりと小鳥遊が見ると、高橋は怒られているのにも関わらず何だか嬉しそうだった。

…そうか…月性さんのファンだって言ってたな。

暫くしてから、小鳥遊の元へ高橋がやってきた。

「また月性さんに怒られちゃった♪」

「なんだかとても嬉しそうですね。」

「あの可愛い顔で怒られちゃうと、堪らないんですよね。」

小鳥遊の隣に座りオーダーの入力を始めた。小鳥遊は実は自分も冬の事を気になっているとは、流石に言えなかった。

「あなたは小峠先生のライバルですね。」

小鳥遊は笑った。

「小峠先生だったら、断然僕の方が良いでしょう?あ…こんなこと言ったのは内緒にしてて下さいね。」

PC前で肩を並べてコソコソとナースステーションで話をしていた。

「小峠先生と来たら、月性さんのお尻を追いかけてばかりで見ちゃいられませんよ。でも流石に月性さんは上手く交わしてますけど。」

病棟のゴシップに疎い小鳥遊は、若い医師や看護師達から噂話を聞くことが多い。ナースステーションに居れば、聞きたく無くても耳に入って来る。

「禿…またやらかしたらしいよ。他病棟で…同じ病棟の看護師ふたりに手を出して壮絶バトルだって。」

「うわっ…なんであんな禿が良いの?信じられない…。」

看護師は、小鳥遊と高橋が居ることも知らず、大きな声で話をしている。

「小峠先生は散々な言われ様ですね。」

小鳥遊が小声で言った。

「他の病棟で看護師漁りが激しいですからね…あの人。いつも楽しそうでいいなぁ。僕は真似できません。」

根が真面目な高橋は、小峠よりも小鳥遊と良く話をする。それには何も答えず小鳥遊はただ笑って聞いて居た。何故遊ぶのに、手短で済ませるのかが、小鳥遊には理解が出来なかった。

…遊びならもっと上手くやらないと。

「あら…吹野さん?お荷物持ってどちらに行かれるんですか?」

冬の声が聞こえた。吹野は脳神経内科の患者でパーキンソンで入院していた。病棟は東西南北に分かれていて、北が脳外科病棟、南が脳神経内科病棟だった。どうやら、病棟を抜け出してきたらしい。










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