この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋人宣言
第1章 こ
「葵」

お互いに息が落ち着くまでお互いを抱きしめて
その後ごろんと私の横に転がった青木は

「もちろん、今日だけの関係じゃないから」
ニヤッと笑ってそう言うけど。
「それって付き合うって事?」
「もちろん」

「それは嫌」

起き上がって間髪いれずに答えた私にビックリして青木も飛び起きた。

「はぁぁ?なんで?」
「同じ部署で働いているんだよ?」
「ああ」
「仕事がしづらくなる」
「かもな」

かもな、って・・・

「もし部署異動の話が出たらそれは私だよね!」

同期だろうと、どう考えても戦力外通告を受けるのは私だ。
ライバルと言っても青木のほうが部への貢献度は高い。

「そうかもな」
「嫌!」
「・・・・」
「今の仕事も部署も気に入ってるの。失敗をして異動させられるならまだしも
色恋で外されるのは嫌よ!」
「色恋って・・・」

「青木はいいよね!異動するのは私だから」

そう言えば、おそらくその通りなので青木は何も言えない。

「じゃぁ、どうするって言うんだよ」
私の勢いを可笑しそうに聞いていた青木は子供をあやすように後ろから抱きしめて聞いた。

「だから付き合わない」

はっきりと宣言した私の顔をじっと見つめて
さっきまでの可笑しそうにしていた顔は真面目な顔に変化していて。

「なるほど。葵の方の分が悪すぎるって事だよな」
「そうよ」
「じゃぁ、お互い様ならいいのか?」
「はぁ?」
「会社には内緒にしよう」
「・・・・」

「それならいいだろ?」
青木は私のほほにキスをしながら、名案だ。と満足そうに言った。

こうして私たちの秘密の社内恋愛は8か月前に始まった―――

/39ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ