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訳あり探偵事務所『Grayer』
第2章 閉ざされた門

小走りでかける彼女 彼は考えたいた
何がいけなかったんだ?
こんな事は今まで一度もなかったはず、
一昨日だってホテルで朝までやった
何度もやってるんだ、満足にイカせてる
彼は茶髪で雑誌に載っているようなスタイル、
左耳に黒い拡張ピアスをつけていて
ジーンズに黒いジャンパーとカジュアルな格好だ
彼女は路地に逃げ込んだ
彼も路地入っていく
彼が今朝持っていたカバンは、
その時には既に無かった
バイパスの信号は青で 反対車線には考え事をしている慎が
コートのポケットに手を入れて 信号が変わるのを待っていた。

