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訳あり探偵事務所『Grayer』
第2章 閉ざされた門

「おい琉我……お前また女の子捕まえてやってんのか!」
「そ、それはよ…その…あはっ」
口の端を吊り上げにかっと笑う
髪の毛は鼠色で目が少しつり目。
黒い目をした男は琉牙を睨むと私の元へ駆け寄った
「大変申し訳ない…うちの琉牙が迷惑をかけて…」
「はっ…あ、いぇ…とんでもないです…」
私を縛る縄を解きながら謝罪する彼からはイチゴのような香りがふんわりとただよい、とてもいい匂いだった
「琉牙…お前もちゃんと謝るんだ」
「……スンマセン」
決まりが悪そうに頭を掻きながらそっぽを向く
「……今月の給料減ら『ほんと申し訳ありませんでした!!』
彼が言いかけると琉牙は両膝を地面につけ深く深く土下座をした 極端すぎてなんだかムカつく…とは言わないでおいた
「いぇ…もう大丈夫なので……」
「本当にすいません……今度お詫びに何かお渡ししますので……」
そういって私が立ち上がるのを支えて一緒に起こしてくれた
「俺の名前は影野 冷(かげの れい)って言うんだ、お詫びしに行く時、忘れないでね?」
そういって微笑んだ影野さんはとても爽やかでカッコよく見えた
「そ、それはよ…その…あはっ」
口の端を吊り上げにかっと笑う
髪の毛は鼠色で目が少しつり目。
黒い目をした男は琉牙を睨むと私の元へ駆け寄った
「大変申し訳ない…うちの琉牙が迷惑をかけて…」
「はっ…あ、いぇ…とんでもないです…」
私を縛る縄を解きながら謝罪する彼からはイチゴのような香りがふんわりとただよい、とてもいい匂いだった
「琉牙…お前もちゃんと謝るんだ」
「……スンマセン」
決まりが悪そうに頭を掻きながらそっぽを向く
「……今月の給料減ら『ほんと申し訳ありませんでした!!』
彼が言いかけると琉牙は両膝を地面につけ深く深く土下座をした 極端すぎてなんだかムカつく…とは言わないでおいた
「いぇ…もう大丈夫なので……」
「本当にすいません……今度お詫びに何かお渡ししますので……」
そういって私が立ち上がるのを支えて一緒に起こしてくれた
「俺の名前は影野 冷(かげの れい)って言うんだ、お詫びしに行く時、忘れないでね?」
そういって微笑んだ影野さんはとても爽やかでカッコよく見えた

