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どうか、私を愛してください。
第6章 禁断の扉
パシンと音が風呂場に鳴り響いたけど痛みは全くなかった。



「誠二さん……」



「誠二、どうして……」



「母さん、どうして美緒を責めるの?」



「どうしてって……だってこの人が貴方を誘ったんでしょう?」



「違うよ……嫌がる美緒を俺は抱いたんだよ。」



「え……?」



「何をしている?」



「お義父様……」



お義母様はたまに家に遊びに来ていたけど、お義父様は結婚式以来で5年ぶりに会ったけど白髪が少し増えたぐらいで変わっていない。
仏頂面で裸の私と誠二さんを見ても眉一つ動かさない。



「あなた、誠二が……誠二が美緒さんと…」
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