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どうか、私を愛してください。
第10章 サヨナラのキス。
誠二さん、知ってる?
誠二さんの心臓の鼓動はとってもゆっくりで聞いていたら気持ちよく眠れてしまう。
大丈夫だよ、安心して、ゆっくり眠ってって言われているみたいで――
だから、誠二さんがさっき言ったこと
目を覚ませば嘘だったって思いたかった。
「美緒!」
「誠一さん…」
「よかった目が覚めて。貧血と過呼吸ね。もう少しゆっくりしていたほうがいいですよ。」
「円花さんは看護師らしい。美緒のことを診てくれたんだ。よかった無事で……」
「ここは……?」
「会社の救護室だからゆっくりしていいから。」
「あの……」
誠二さんが見当たらないけど…さっきの誠一さんの態度を見てからだと誠二さんのことを口にするのは何となく気が引けた。
誠二さんの心臓の鼓動はとってもゆっくりで聞いていたら気持ちよく眠れてしまう。
大丈夫だよ、安心して、ゆっくり眠ってって言われているみたいで――
だから、誠二さんがさっき言ったこと
目を覚ませば嘘だったって思いたかった。
「美緒!」
「誠一さん…」
「よかった目が覚めて。貧血と過呼吸ね。もう少しゆっくりしていたほうがいいですよ。」
「円花さんは看護師らしい。美緒のことを診てくれたんだ。よかった無事で……」
「ここは……?」
「会社の救護室だからゆっくりしていいから。」
「あの……」
誠二さんが見当たらないけど…さっきの誠一さんの態度を見てからだと誠二さんのことを口にするのは何となく気が引けた。