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どうか、私を愛してください。
第12章 抱いてください……
「誠二が持ってこれないものは捨ててくれって伝えてほしいって言われて…」



「そう……ですか。」



まだこの絵たちに囲まれて過ごせれるんだと思うとホッとしたけど
誠二さんにとってはこの家であった出来事は全部捨てたいんだと思うと胸が痛んだ。



「あ、それとこれを……」



「お披露目会…?」



「誠二さんのお父様が私を紹介してくださるらしくて…お義姉さんも来てください。」



永一ができたことで誠二さんをちゃんとお義父様は認めてくれたんだ。
以前ならこんなこと絶対しなかったと思う。
誠二さんをこの家で迎え入れてほしいと願っていたから素直に嬉しい。
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