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どうか、私を愛してください。
第12章 抱いてください……
「じゃあ一体いつまでこうやって過ごすんだ!!」
「誠一さん……」
誠一さんが声を荒げるなんてことは今まで一度もなかった。
いつも温和な夫で父親だったから――
「もうあれから10年経つというのに……一緒にベッドに入るのに美緒の体は触れられるところにいるのに遠いんだ。ずっと…ずっと。」
「……ごめんなさい。ごめんなさいっ…」
誠一さんを誠二さんの代わりにはできない。
だけど誠一さんを泣かせるぐらい傷つけてしまって……どうすればいい?
永一と誠一さんとこれからもこの生活をしていくなら
誠二さんが円花さんと結婚するなら
誠一さんを受け入れるしかない。
「誠一さん……」
誠一さんが声を荒げるなんてことは今まで一度もなかった。
いつも温和な夫で父親だったから――
「もうあれから10年経つというのに……一緒にベッドに入るのに美緒の体は触れられるところにいるのに遠いんだ。ずっと…ずっと。」
「……ごめんなさい。ごめんなさいっ…」
誠一さんを誠二さんの代わりにはできない。
だけど誠一さんを泣かせるぐらい傷つけてしまって……どうすればいい?
永一と誠一さんとこれからもこの生活をしていくなら
誠二さんが円花さんと結婚するなら
誠一さんを受け入れるしかない。