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どうか、私を愛してください。
第13章 これはレイプだから……
インターホンをもう一度押しても応答はなくて
出かけたかもしれないと思い帰ろうとした瞬間
風が吹いた。
「春一番か…」
この間俺の部屋に入った時も窓が開いていた。
もしかしたら――
いや、きっと俺の部屋の窓は開いている。
美緒ならきっと開けていてくれるはずだ。
俺の部屋の窓は美緒のココロの扉
もう結婚する俺へ関心がないのならきっと窓は閉めている。
だけどまだ――昨日の美緒を見たら開けていてくれる気がしたんだ。