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第15章 幸せが崩壊する音。。。

「痛ッ――」



「何でもするんだ？」



前髪を上に引っ張られて痛みが走る。
だけど痛みより
前の前の弘樹さんの恨みがこもった笑顔が怖い・・・



「嫌ッ！止めてください！！やめて！！！」



床に押し倒されて身動きが取れないように両手を片手で握られる。
大人の男の人に力でかなうはずがない――



「誠二にもカラダ許すなら俺にも許せるよな？」



カチャカチャとベルトを緩ませる音が聞こえる。
この人、本気でヤルつもりだ。



「ヤダ！止めてください！！お願いしますから止めてください！！！」



腕も脚もバタつかせて弘樹さんの脇腹などを蹴ってもピクリともしない。
その代わり頬に痛みが走る。



「静かにしろって！ばらされたいのか！？」